ちょっとした都市伝説

学生の時、高く稼げるバイトはないかと探し回っていた所、ちょいちょい治験のバイトの噂を耳にしました。よく1日1万だとか
2万だとか、そういう胡散臭い感じの噂ですね。いわゆる人体実験的な感じです。黄色い救急車が来て、それに乗せられて、目隠しを
されて…みたいな、ここまでいくと一種の都市伝説ですよね。
実際はそんなことはなく、調べてみてわかったことはいわゆる人体実験とは全然違うものでした。
ではどんな仕事なのかというと、薬剤師さんや研究員の方が製剤した新薬の効果の検証です。どんな効果があるか、ではなくどの程度効くか
といった感じですね。

内容に関してもちゃんと看護師さんが説明してくれて、アフターケアもきちんとしているそうです。私が体験したわけではないので受け売りなのですが。
確かに医療に関しては今やインフォームドコンセントが当たり前の時代ですからね。もらった薬がどんなもので、どんな効果が
あって、場合によってはどんな副作用があるよ、ということをきちんと説明してくれますから。一昔前は「はい、風邪薬ですよ」で
終わっていたものだったのに。医療業界もどんどんいい方向に変わってきていますね。

近頃はその治験所で勤務する看護師さんも増えてきているのだとか。現場には医療現場の経験をしっかり積んだ方が結構多いようです。
薬の検証で命に危険が及んだら一大事ですからね。医療の現場とはまた違った大変さがあると思うんですけど、これはこれでやりがいのある仕事なんでしょうね。
実際に治験のバイトをしたことはないんですけど、機会があれば一度はやってみたいものです。その前に病気にならないとダメか…それは嫌だな(笑)